Blog | ダイバーのためのウェブマガジン WEB-LUE 越智 隆治

2007年05月25日

恐るべし、ブッシュファイヤー火炎地獄

越智 隆治

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昨日は、パースの北300キロにある奇岩、ピナクルズを見学するツアーに参加。石灰質の地層が、風化によって、周囲の砂が吹き飛ばされ、地上に露呈した、約10000個の奇岩集団。僕は以前に数回訪れたことがあるのだが、毎回、黄色い奇岩と青空とのコントラストが面白くて、撮影をするのが楽しみな場所だ。
 しかし、今回はブラック&ホワイトで撮影したい気分だった。異様な地形がさらに強烈に印象に残る。ツアーだと、撮影できる時間は20~25分くらい。本格的に時間をかけて撮影するには、不十分な時間。秋野さんと僕は、撮影ポイントに適した場所を見つけては走り回り、慌しく撮影。次の観光地へと足早に移動した。

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次の観光地、サンドデューン(砂丘)へ向かう。どこまでもまっすぐに続くオフロードの前方には、巨大なブッシュファイヤー(山火事?野火事?)の煙がモクモクと立ち上っていた。「お~、迫力あるな~」とツアー参加者たちは、他人事のように眺めていた。
自分も今までにオーストラリアでは何度もブッシュファイアーに遭遇していた。乾燥した気候のこの国では結構頻繁にブッシュファイアーが発生する。自生の植物の中には、ブッシュファイアーが起こることで、硬い種の殻が割れて、種が地面に落ちて発芽するという、ブッシュファイアー自体が、種の保存のプログラムに組み込まれているものもあると聞いた。

以下はバスの右側の窓から撮影した連続風景

「だんだん煙が近づいてくるな~。かっこいい~」

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「お、火が見えてきた!すげ~!」

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「すげ~!すげ~!」

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「これ、近いな~!火の勢いもすごいよ!・・・・」

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「ち、近くね~?・・・」

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「ちょっと・・・け、けむいんだけど・・・・、これこのまま行くわけ?」

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そう叫んでいると、ドライバーのオージーのオヤジが、車を止めて、バックを始めた。やはりこれ以上は危険と判断したらしい。僕の席は最初から窓が開かないのだけど、それでも窓越しに熱気を感じるくらいだった。前方には、道の右側だけでなく、左側にも火が飛び火していて、煙が立ち上がり、前方の視界がまったく見えない。引き返して回り道するのかと思ったそのとき、

ドライバーのオヤジがマイクで叫ぶ「皆窓閉めて!」
最後尾に座る僕らには、前方で何が起こっているのかあまり良くわからない。「何?窓を閉めろって・・・?」

そう思った瞬間にバスは急発進を始めた。
「何、え?行くのこれ?」

「煙で前見えないじゃん、この辺焼きつくされてんだけど」

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「熱いって!」

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「だから熱いっての!まじで!」

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以下、続く。

同じときの状況をデイドリームの秋野さんも以下のブログでつづっているはずです。
http://daydream21.exblog.jp/

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コメント

テツ

2人の旅を、楽しく見守っていましたが...今回は「唖然」としました。ビックリ!した勢いでカキコしてしまったほどです。

2007年05月25日 10:34
Jun

見ていて、越智さんの声が聞こえてきました・・。
わたしもなんだか 熱い!と感じてしまう写真!
絶対 バックしたと思ったのになぁ〜。汗
楽しく 濃い旅ですね!(〃^∇^)o_彡☆

2007年05月25日 15:03
越智@自宅

テツさん、今度はテツさんも行きますか?もっとすごいことになったりして~。

JUNさん、あのバックは、引き返すためでなく、4駆に変換するためのバックだったそうで、結果はどうあれ、オージーのドライバーは行く気満々だったようです。さすがオージーですね(笑)。

2007年05月27日 17:03
Shigeko.s

ご無事で何よりです。
しかしドライバーのオージーさん、やっちゃいましたね。
日本では考えられないような気がします。

「皆窓閉めて」

この時点でやるなと思いました(^-^;)

2007年05月27日 23:56
越智@自宅

shigekoさん>彼はやる気満々だったみたいですね~。でも絶対彼にもこの先抜けられるという自信は無かったはずです。

2007年05月28日 22:22

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