越智 隆治
パナマシティーに到着したのは、午後6時過ぎ。9年前に初めて訪れてから、この町に来たのは今回で4回目になる。
目的は、この町の海岸沿いに生息するイルカたちの撮影と、ここで自閉症児を対照に、ワイルドドルフィンセラピーのプログラムを行っている、HDI(ヒューマン・ドルフィン・インスティテュート)を主催する友人のデニーに会って、その様子を撮影させてもらうこと。以前にも、妻のミナと訪れて、彼らのプログラムを取材したり、ボランティアで手伝ったりしたことがある。
以前は、日本人の賛同者の小笠原さんという人が、HDI JAPANを組織して、日本人の子供たちを対象に、プログラムなどを行っていたのだけど、今は開催していない。
翌日、ニューヨークから来た、自閉症児のデイビッドを家族やボランティアの学生たちとプールで遊ばせるデニーに会った。彼とは、3年ぶりの再会だ。取材したい旨を伝えて、この日はグレッグと奥さんのカレンと一緒に、彼らのボートでイルカの撮影のために、海に出る。

このボート、グレッグが誰かから、800ドルで買い取って、修理した代物。買い取った直後のボロボロの様子を知っているだけに、彼が綺麗に直してしまって、まるで新品同様にしたのを見たときには、驚いた。彼は、何でも自分で直して、まるで新品同様にして使っている。
彼の生き方は、地球の環境を守るという意味では、見習うべき点が沢山ある。悪戯好きで、見習えない行動も沢山するけど(笑)。まあ、それはご愛嬌だ。
この日は日曜日。多くの観光客が、様々なボートに乗って、イルカたちを一目見ようと、湾の外に集まってきていた。フィッシングボート、ポンツーンボート、ジェットスキーに海賊船?
その船と船の間を何頭かのバンドウイルカたちが行き来していた。そして、新しいボートが来ると、イルカたちが目の前で、海中から顔を出してボート上の人々を伺う仕草をする。もう僕には見慣れた光景だけど、普通野生では考えられない行動だ。
つづきは、INTO THE BLUEでご覧ください。