Blog | ダイバーのためのウェブマガジン WEB-LUE 越智 隆治

2007年08月13日

16日目、ヒートランに、ペアにヒナヒナ・・そして強風

越智 隆治

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天気が崩れると聞いていたのだけど、今シーズン、僕が3週間近く滞在している間で一番穏やかな日になった。風も弱く、波も弱い。これならかなり遠くまでクジラを探しにいけそうだった。

この日は僕がフルーク、トニーがプナ、エミさんがスパイホップにガイド役で乗船。もし、泳げそうなクジラを発見したら、すぐに、昨日海でクジラを見れていないスパイホップに無線連絡入れようということで、海に出る。

しかし、この日一番最初に泳げそうなクジラに遭遇したのはスパイホップ。かなりフレンドリーなペアで、何度も水中に入って見れただけでなく、水面でも、何度もダブルブリーチングしたり、2頭一緒にペクトラルフィンで、海面をバシャン、バシャンとたたき続けたり、一緒にフルークアップしたり。後で見せてもらったビデオ映像を見ていると、まるで2頭でシンクロナイズドスイミングをしているみたいだった。

僕らの方は、最初に昨日ヒナヒナのいた場所を探しに向かったのだけど、すでに移動していていないようだった。しばらくは東のリーフを探す。やはりこのエリアに一番クジラの個体数が多いようで、あちこちでブローを確認。しかし、接近するがなかなか水中には入れない。

プナの方が近くで4頭(2組のペア)にエントリーして撮影しているというので、そちらに向かう。すると、その4頭の他に別のクジラたちがいたので、そちらを追走していると、4頭と合流してしまった。

泳ぎ終わったトニーに、無線で入っていいか確認して、こちらが泳がせてもらう。エントリーすると、その中に、見覚えのある、明らかにお腹の大きなクジラが・・・・。ババウに来て早々に遭遇した、妊娠クジラだ。「まだ生まれてないんだ・・・」。僕はそう思いながら、撮影しようと思ったのだけど、ちょっと深すぎて、ちゃんとした撮影はできなかった。

このヒートラン状態の群れに再度トライ。最終的に1度に確認した、クジラの個体数は8頭。かなり透明度もよくて、近くで見ることができた。その後、フィリアという別のボートが接近してきたので、そちらにクジラの群れを譲る。

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フルークに乗船しているゲストは皆女性。2人がリピーターで、1名が初めてトンガに来た。今回あまりに接近しすぎて、「ちょっと目があっちゃって目の前で恐かった」というくらい、クジラたちが接近してきてくれたのだが、「できれば親子がいい」ということで、親子探しに。

しかし、やはり見つかるのは全てペアとか、複数の群れとか、シングルばかり。水面でパシャパシャと遊んでいるクジラを発見したので、これはもしかしたら子供かも。と思ったのだけど、接近するとハシナガイルカの群れと、2頭のクジラだった。こちらにもエントリーして水中で遭遇。その後も別の群れに入り、2頭を水中で遭遇。

無線でスパイホップに連絡を入れると、まだ朝から一緒だったペアについて移動しているというので、そちらに向かい、譲ってもらって、この2頭も、水面で止まって休息してるところで水中に入って確認。(僕は、ボート上で待っていたので、海に入った人の話では)、透明度が悪かったせいか、かなり寄らないと撮影は困難だったようだ。

そして、最後はプナが昨日に続き、ヒナヒナ親子を発見して、一緒に潜っていたので、こちらからボートが確認できる位置にいたので、そちらに向かい、ヒナヒナ親子にも再会。この日のフルークは、水中で確認したクジラの個体数は16個体。ボート上からの確認だと、おそらく25~6個体になるのではないか。

17日目(1週目3日目)、強風

昨日の穏やかな天候と打って変わって、かなりの強風。これでは、海に出るのは無理かな・・と思われた。朝、ジョンに連絡をしてみると、「はっきり言って、この強風だと、探せるエリアはかなり限定されるし、出たとしても、泳げるクジラを見つけるのは、かなり可能性が低い」と言われた。それでも、「おそらく、翌日も同じような天候だから、ボートを出すか出さないかは、そちらの判断に任す」ということだったので、その旨を皆に伝えた上で、全員が可能性が低くても海に出たいという(当然のことながら)全員一致した意見で海に出る。

この日、僕はスパイホップに乗船。島々に囲まれたエリアにも関わらず、白波が立ち、今シーズン海に出た中では最悪の状況。それでも、スパイホップの4人はまだヒナヒナに会っていなかったので、ジョンと相談して、昨日ヒナヒナに遭遇した東のリーフエリアに向かう。が、波が高くで、そのエリアまで行くのを断念。

そこから、サブマリンロックの方に向かって西へ移動途中でペアのクジラを発見。しばらく追走するも、外洋の方へ向かって泳ぎ去ってしまった。最終的に、この風でも探せるエリアはノースベイと判断して、そちらに向かう。先にノースベイに入っていた別の会社のボートから、「親子とそれに、別の大人のクジラがいる」と無線で聞いていた。

行ってみると、すでに、フルーク、プナ、それにマレスキングとフェニックスというボートがそのエリアにいて、クジラにアプローチしていた。が、なかなか入水にまでは至らない。プナだけが、シングルの大人にトライして海中で見ることができた。次にフルークがトライして、失敗。

スパイホップも、最後にトライするが、すでに外洋に出てしまっていて、目の前で何度か激しいテールスラッピングなどを見れたものの、入水しようとしたところで、姿が見えなくなり、波が高いので、それ以上の深追いは諦めて、帰路に着いた。

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結局、水中でクジラに会えたのは、この日プナだけだった。こういう日にだいたい決まって立ち寄るのが、スワローズケーブ。フルークとスパイホップが立ち寄って、中で撮影をして帰港する。

18日目(1週目帰国日)、陸で休息

今日は、1週目の9人中7人(2人は2週間滞在)が、帰国の途に着く。結果的に、2人乗船は4日中3日、3人乗船は4日中2日、4人乗船は4日中1日という水中でのクジラ遭遇だった。風がなければ、もっと見れたはずなのに・・・と悔やまれるのだけど、しょうがない。

10時45分発のフライトで、皆ババウを発つ。僕は、残った2人と海に出る可能性があったので、ホテルで皆を見送ったが、結局その日はコンディションが悪いというので、海には出なかった。

その日はTシャツ屋さんに挨拶に行き、スタッフTシャツを作成。残り3週間のゲストのことも伝えておいた。

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コメント

みなこりん☆ミ

暑い日本でこの写真を拝見していると、、、このブルーで少し涼しさを運んできてくれたように思います。

親子の鯨探すのって大変なんですね(^^;

個人的には3枚目の写真が好きです

2007年08月13日 12:24
ラウラウ

ヒナヒナに再会できてよかったですね。

自然のなかでのお仕事。いつもベストな状況とは限らないから難しく大変ですよね。

私たちはその中でいい写真を見せていただいてるんですよね(喜)

1枚目と3枚目青と太陽光が綺麗ですね。

私、海中で観る太陽光が大好き☆

2007年08月13日 12:55
越智@トンガ

みなこりん☆ミさん>年によって、クジラの状況も違うようですね。去年までの3年間は1日に何頭もの親子に遭遇していました。でも今年は本当に少ないような気がします。3枚目の写真はスワローズケーブといって、3時過ぎに入ると、太陽の光がケーブの中に差し込んで本当に綺麗なんです。クジラが見れないときにしか行かないのですが、とても好きなポイントです。

ラウラウさん>ありがとうございます。自然の中で仕事していると、本当によいときと駄目なときの差が歴然ですね。自分ではどうすることもできない。日本の政治家が「しょうがない」という発言で、問題になりましたけど、自然の中で仕事していると、「しょうがない」と思うことがとても重要なことであったりします。

僕も、自然光で撮る、海中に差し込む太陽の光はとても好きです。

2007年08月14日 15:02

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