越智 隆治
ニューカレドニアから帰国して、空港に家族が車で迎えに来てくれた。でも夜の便だったので、子供たちは車内で熟睡。家に到着して、目が覚めた海友と颯友をそれぞれ抱きしめたときの反応は・・
海友は、起きている間中、もう離れないとばかりに抱きついてきてくれた。その間「ね~明日の夜はいるの?それともも今日の夜だけなの?」と質問されたときは、ちょっと胸が痛くなった。「大丈夫今度はしばらくず~っと一緒にいれるよ」とママが言うと「ほんとう!!」とさらに嬉しそうにしがみついてきてくれて、自分もそんな海友をしっかりと抱きしめたりして。・・・・と感動に浸りながら、次男の颯友を「はやと~!」と抱き上げると、まるで拉致されたかのごとく「ぐぎゃ~!」と泣き出し、ママのもとへと身体を捩じらせてくれちゃって。
まあ、颯友はまだ小さいから我慢我慢。と辛抱しながら、子供たちとお風呂に入り、就寝。ベッドでも、「パパ、本読んで~」と海友が僕の横に本を持ってもぐりこんで来る。疲れているし、時差ぼけもあり、眠いんだけど、やっぱり読んであげなきゃと思い、本を読んであげていたのだけど、知らない間に眠ってしまっていた。
翌日は月曜日だけど、海友の幼稚園は代休。子供たちは、海友の幼稚園仲間と遊びに出かけ、夕方帰宅。帰って来ると、海友はまた僕にしがみついてきて、離れない。海友がおもちゃ箱から持ち出してきたのは、ペンギンがサーフィンしてる海のおもちゃ。
「ほら、これ、いいでしょ」としきりに回転させてペンギンサーファーを動かして自慢してみせてくれる。「パパもやってみな」と言って渡され、動かしていると、「そうじゃないよ、いい、見てて、こんなふうだよ」と言ってまた回転させる。見た感じ、同じように動かしているようにしか見えないんだけど、彼にとってはかなり違うらしい。
「海友はやっぱり海が好きなんだな~」と僕が言うと、ちょっと小声になって海友が答えた。「・・・・海は好きだけど、海の話をするのは嫌い」。「え、何で?」と聞き返すと、「海の話をするとパパがいなくなるから」。
何も言えず、僕はそのおもちゃを持つ海友をしばらく無言で抱きしめた。キッチンでその様子を見ていたミナも「聞いてて切なくなったよ」ともらしていた。
どんなに、家族を一緒に海に連れていこうと思っても、限界がある。特に家族が増えれば増えるほど、成長すればするほど、難しくなる。成長すれば父親なんて、多分ただうざったいだけの存在だとは思うけど、でも、小さな息子が発したこの言葉は、父として、母として、今はしっかり胸に受け止めておかなければならない。
そう思いながら、次男の颯友を見ると「ん?」と目線を合わせておもちゃのバスを咬んでいる。「・・・・」。
またしばらく海友と遊んで次男の颯友を見ると「ん?」と目線を合わせ、今度はペットボトルを咬んでいる。「・・・・・」。
やっと海友が僕にまとわりつくのを止めたので、颯友と遊ぼうかと奴を見ると、「んん?」と目線を合わせて、今度はバケツを咬んでいる。「・・・・・」。
僕ら家族の間で、今の颯友を「かみかみ王子」と呼ぶことにした。と書いたら、ミナに「恥ずかしいから止めなさい」と言われた。でももう書いちゃったもん。
ご家族との時間。写真から あったかさが伝わってきます!
海友くんの言葉、うるうるしてしまいました。
でも、もっと大きくなったらパパが大好きな海のことを知りたい!って思うとおもいます。おとうさんの背中をしっかり見て感じていると思う。
越智さんも鍵井さんも 海にいる時間はお仕事の時間ですが
子供たちには 好きな海にパパをとられてるって感じるのかな。
子供は素直に心の中が表現できる。偉大ですね!
かみかみ王子 かわいすぎますっっっっ☆
かみかみ王子に会いたいですー。
JUNちゃん>どうもありがとう。海友が生まれてからこの日まで、こんなに自分に側にいて欲しいと思っていたとは思いませんでした。年齢的にも、父親との時間を必要とする時期でもあるんですね。ちょっと考えさせられました。JUNちゃんが書いてくれたように感じてくれる日もいつか来るかもしれないですね。日々感情が揺れ動き、成長していく。子供って本当に面白いです。かみかみ王子は完全に3年前の海友と一緒です。何しでかすかわからない年頃で面白いですよ。
マサシ君>今度会いにきてね~