越智 隆治

ここにいると、普通の感覚で無くなる。ぼ~っとしている間に、1日が終わってしまう。ダイビングショップのトイレに入って、便器に腰を落として窓の外をぼ~っと眺めてる。バナナとパパイヤの木、色々なツタや雑草が生い茂る緑色の崖が迫ってきている。
用を足してから、紙が無いことに気づく。トイレの中に無造作に置いてあった、ボロボロの古い小説の紙を引きちぎって、使う。一度くしゃくしゃにして、使わないと、堅くて痛い。
ダイビング前にビンロウジュの実を咬む。普段はあまり覚醒しないのだけど、なんだか今回は良く効く。「だって、いいのそろえてるもん。特にライム」とライズのオーナーガイドの大ちゃんが、得意気な顔をしながら、自分でもくちゃくちゃとビンロウを噛んでいる。

ビンロウを噛んだ直後に、海に潜ると、なんだか海底一面に緑のコケが生えているように見える。「おかしいな」と思いながら瞬きすると、海底に繁殖していた緑のコケ状のものは、一瞬消え去るのだけど、またしばらくすると、どこからか、ワラワラと海底に増殖を始める。
幻覚なのか?でも、この程度の幻覚であれば、気にすることは無いし、瞬きする度消えて、また緑が増殖していくのが面白くて、何度も何度もそれを繰り返した。そんな事をしている間に、結局何も撮影せずに1本のダイビングを終わらせてしまった。
お、お、越智さ~ん!
かなりヤバイですね。そのままこの世界に帰って来なかったりして(笑)。
大介もそれで居着いているのだろうか?あ、よろしくお伝え下さい。
タイでは(もちろん非合法ですが)知らずにガンジャを食べさせられたことがあります。普段はタバコも吸わないので、効きました。
Marcyさん>今風邪を引いています。ビンロウは地元の人が普通にやってもすよ。でも、今までは本当に身体が温かくなる程度で、そんなにぼ~っとはしなかったんですけど、先日の奴は本当にかなりクラクラしました。最近はまたそんなに効かないから、実によってかなり違うみたいですね。