越智 隆治

昨日、ペリリュー島でのロケを終了して、帰国した。ヤップ、ペリリューと続けて1ヶ月の長期ロケ。しかも家族を伴ってのロケは、今回で4回目だった。
本当は、「半分はのんびり」するはずだった滞在も、水中で追求するものも、年々増えていくので、なかなかのんびりすることができなかった。昨年は、体力的なペース配分がつかめずに、次のタイロケで疲労の蓄積により、ダウンして、10キロも痩せてしまった。熱帯のタイにいながら、真昼間の炎天下で、フリースを着なければいけないような状況だった。
しかし、今年は滞在中のお酒も控え、夜は早々に寝るようにして、早朝ダイビングに備えていたせいか、体力を消耗することなく、無事乗り切ることができた。デイドリームの遠藤さんも、少しでも良い条件で撮影させてくれようと、日々尽力してくれたことに感謝している。
取材も、充実した撮影ができたと思う。ただ、WEB-LUEの場合、「過去の記事と違うもの」をテーマに取材をするために、どうしてもハードルが高くなる。だから、常に頭を悩ませながらの撮影が続いた。これに関しては、反省しなければいけないとも思った。来年は、精神的に、もっと自分のペースで望めるようにしたい。と言いつつ、この海は、まだまだ撮り足りないほどの、ネタが転がっているのだけど。
家族での滞在。今回も多くのスタッフやゲストの方々、現地の人々に本当によくしてもらった。やんちゃ盛りの息子たちは、そんな皆さんの暖かさに、包まれて、楽しく幸せに過ごすことができた。「飛行機さんに、もう少し(ペリリュー)いますって、伝えてきて」と帰国当日に長男に真顔で言われたときには、どうしようかと思ったけど、それだけ楽しんでくれていたと思うと、苦労も多かったけど、「連れてきて本当に良かった」と感じた。
そして何よりも嬉しかったのは、秋野さんが生後9ヶ月の息子の祐太君と奥さんを日本から連れてきたことだった。明らかに、自分よりも父親としてぎこちない秋野さん。滞在中にゲストのケアをしつつ、家族のケアをする難しさに戸惑いながらも、彼なりに、一生懸命に息子に接する姿が、ぎこちなくはあったけど、とてもほほえましかった。そして、そんな秋野家を、周囲も暖かく見守っていたわけだ。
家族にしてもらった、多くのこと。それは忘れることのない大切な思いとなって心の中に蓄積される。家族だけでなく、ゲストやスタッフ、もっと、もと多くの人たちに対する、感謝の気持ちで満たされること。それは、今の世の中で一番大切なものなのではないかと感じさせてくれる。
ヤップとペリリューへの家族での旅は、そんな幸せな、とても幸せな旅だった。皆さん、本当にありがとうございました。