越智 隆治
現在、ヤップにて某テレビ番組の撮影に参加している。僕は水中の撮影担当。メインのロケチームは陸中心なので、ほとんど毎日別行動で、ダイビングを行っている。
取材、コンディションに悩まされながらも淡々と進行中。水中よりも陸撮影の方が支障をきたしているようだ。3月にWEB-LUEのロケでの滞在期間中、マンタ狙いのダイビングを26ダイブして、最初の1ダイブ目でマンタ見なかった以後、25連続でマンタに遭遇していた。
密かに、今回もこの地味な記録更新を期待しながらミルチャネルにダイビング。初日の2本は1ダイブに1匹づつ遭遇し、記録を27に伸ばした。そして、翌日の1本目には、6匹のマンタに遭遇、2本目、かろうじて1匹に遭遇して、連続記録は29まで更新された。
翌日、1本目にマンタが出れば30の大台。交尾やホワイトマンタには遭遇できないものの、地味ながら、この連続記録には内心ワクワクしながら翌日を迎える。しかし、朝から不穏な黒雲が広がっていた。
正直、潜るのやめようかと思ったのだけど、この日、TVクルーもダイビングを行い、モデル役の女性がちゃんと潜れるかチェックするというので、もしマンタが出たらマンタとの絡みも撮影できるかもしれなかったので、行かないわけにはいかなくなった。
朝7時出発。途中から雨も降り出した。太陽はまったく見えない土砂降り。ポイントに着くなり慌ててエントリーしたものの、ビデオのフォーカスを覗いても、まるでナイトダイビングのようにまったく何も見えない。ミルチャネルの中はおどろおどろしい雰囲気に包まれていて、このポイント潜りなれた僕でさえ、迷子になりそうな透明度と暗さ。
おまけにマンタもいない・・・。せめてモデルの子とストーンマネーだけでも絡めて撮影しようと思って探したのだけど、どうやら、僕が潜っていた水深よりはるか上で講習していたらしく、遭遇することなくダイビングを終了してしまった。
30台の目前にして、連続記録はストップ。まるで深海で見つかったような暗闇で、ライトに照らし出されたストーンマネーを撮影したのみだった。
この日最後のゲストがいたので、もう1本潜るも、結果は同じ。早々に引き上げて、昼間からビールを飲んで休息と取る。
翌日は、再度潜って、ストーンマネーとモデル絡みの撮影を本格的に行うことになった。マンタも出てくれればいいのだけど・・。