Blog | ダイバーのためのウェブマガジン WEB-LUE 越智 隆治

WEB-LUE参加水中写真家の合同ブログ

2010年03月12日

明日から、タイとインドへ

越智 隆治

_MG_0869.jpg

パラオから帰国して、間もないのだけど、明日からタイとインドへロケにでかける。タイも、インドもクルーズ取材がメインだから、今度はペリリューのようには頻繁にブログの更新はできそうにない。

今現在、鍵井カメラマンは、サムイダイビングサービスカタダイビングサービスを利用して、タイ陸横断取材の真っ最中。彼は17日に帰国予定だけど、現地で会えるかな?

僕の方は、タイは、カオラックにあるediveのシミラン諸島クルーズの取材後、プーケットに移動して、D.O.というダイビングサービスで同じくデイトリップのダイビング取材を行なう。

その後、飛行機でインドのチェンナイへ移動。国内線を乗り継いで、アンダマン諸島へ。この海には、初めて訪れる。というか、インド自体初めてだけど。

帰国は、3月末になる。

2010年03月08日

ガイド会ライブのお知らせ

越智 隆治

guide-kai%20live.jpg

Guide-Kai Live(ガイド会 ライブ)のお知らせです。

4月3日(土)18:30〜20:30 品川プリンスホテル メインタワー
会場は追って連絡いたします。
会費:10,000円
予約確認後、振込みをお願いいたします。
(振込み手数料は申し訳ありませんがお客様負担でお願いします)
振込み先は、予約確認メールを送付の際にお知らせいたします。

ガイド会のメンバーの活躍する素晴らしい海の上映や有名カメラマンとのフォト
バトルなどで、海をキーワードとした美しい時間を演出いたします。
ガイド会メンバーは、会長の川本剛志をはじめ、鉄 多加志、小川マサシ、
八木 かつのり、秋野 大、大村 腱、上田 直史、佐藤 輝が参加します。
(他のメンバーは調整中です)

またカメラマンは、吉野 雄輔さん、高砂 淳二さん、越智 隆治さん、
古見 きゅうさんが出席していただける予定です。

定員は200名
定員になり次第締め切りをいたします。(メールの着順で判断させていただきま
す)
予約の際には、必ずお名前、連絡先電話番号、確認メールを送信するアドレスを
記載の上
iron@if-n.ne.jp
へ送信してください。

また、メール送信後1週間以上経っても返信がない場合は、初めに送ったメール
の期日を明記していただき、お手数ですが再度メールをいただきたくお願いを申
し上げます。
*迷惑メールフィルターはかなり設定を甘くしておりますが、それでも弾かれる
ことがございますので、ご理解の上よろしくお願いいたします。

_MG_41551.jpg

イエローウォールに群れるイレズミフエダイの群れも、数万単位になり、ドロップオフの壁面を乳黄白色に覆い尽くしている。これだけいれば、簡単に撮影ができると思うかもしれないが、なかなかそうはいかないのが、この魚の嫌なところだ。

ダイバーの気配を感じると、ある距離を保ちながら、後退していく。それが撮影には微妙な距離なのだ。だから、今までにも色々な作戦を立てて、撮影に挑んだが、最終的に、ドロップオフのくぼみに隠れて撮影するのがベストだという結論に達した。

それが「越智ケーブ」と言われていて、今回も何度かその横穴に隠れて撮影を試みた。しかし、追い込んでくれるメンバーが上手く追い込んでくれなければ、ただ穴に隠れて、ブルーウオーターを眺めて終わることになる。

撮影スタイルとしては、一番かっこわるいのだけど、とにかくこの方法が、イレズミフエダイの撮影にはベストだ。昨年、NHKが取材に来て、「ダーウィンが来た」で放送したときにも、この作戦で撮影を行なったそうだ。そのときには、僕が愛用していたケーブの隣のケーブを使ったらしく、そちらは、その撮影のときにコーディネーターをした坂上治郎さんの名前から、「治郎ケーブ」と呼ばれている。

はっきり言って、二つとも、ただのくぼみなんだけど。

この日は午前中2本、イエローウォールに潜り、イレズミフエダイ狙い。しかし、なかなか上手くは撮影できなかった。

午後は、ニュードロップオフに、ミヤコテングハギが群れているという情報を聞きつけて、急遽、そちらに潜りに行くことになった。このミヤコテングハギも、年間で3回ほどしか、群れを形成しないことで、知られている。ツノダシや、バラフエダイ、イレズミフエダイ同様、期間限定群れに属する。せっかく上記の3っつの群れを、今回だけで押さえているのだから、ミヤコテングハギも押さえておきたい。

そう思いつつ、ニュードロップにエントリー。しかし、エキジット直前までは、その姿を確認することは無かった。ガイドの遠藤さんに言わせると、このミヤコテングハギが、狙うのが一番難しい、期間限定群れなのだそうだ。

多分、自分も滞在期間を考えると、今回が最後のチャンス。できれば撮影しておきたかったのだが、見つからないまま、遠藤さんがフロートを上げて、安全停止の体勢に入った。その直後、ドロップオフの下の方から、ブワーっとミヤコテングハギの群れがわき上がってきた。

_MG_4353.jpg

30匹はいるグレーリーフシャークに追い立てられながら、群れは、ドロップオフを右往左往している。僕らも、安全停止を忘れて、群れを追った。自分は31mまで落ちてしまったのだが、他の人たちは、35m近くまで落ち込んで撮影していたようだ。

撮影した画像で群れ全体が写っている写真を治郎さんに見せて、群れのカウント方法で数を推定してもらったところ、約1200ぐらいの群れということだった。今回のロケの中では、一番嬉しい1ダイブだった。

この日、イレズミフエダイの撮影と、ミヤコテングハギの群れの撮影で、2回、エアがほとんどゼロになった。

それにしても、引きが強いなと我ながら感心した。もちろん、デイドリームペリリューステーションの遠藤さんが最後まで、諦めずに、最もミヤコテングハギが出る確率の高い場所を確認し続けてくれたおかげでもあるんだけどね。

2010年03月04日

ヘルフリッチからバショウカジキへ

越智 隆治

_MG_0443.jpg

今日は、午前中にペリリューの南にあるアンガウル島へ遠征に出かけた。最初に潜ったのは、以前にも紹介したサンドガーデン。今回はビデオを持って、潜った。

2本目は、イーストコーナー。前回は、ここでヒレナガカンパチ数匹を目撃した。パラオでは水深100mより深いところに生息しているらしく、かなり珍しいらしいのだが、あまりピンと来なかった。ガイドの遠藤さんがあまりに熱心に撮影するように促したのは、そういう理由だったのだ。

_MG_01751.jpg

今回は、エキジット直前の安全停止で、突然、下から光り物の群れが浮上してきた。向きをかえる度に、太陽の光に反射して、キラキラと輝くその群れは、徐々に接近してきて、巨大な渦となった。スマの大群だ。撮影体勢に入っていて、視界が狭まっていたのだけど、一瞬後ろを振り向くと、僕たち,全員(5人のダイバー)が、このスマの大群に取り囲まれていた。

_MG_4096.jpg

あんな群れ、初めて見た。興奮しながら撮影を終え、ボートに戻る。「あれ、何匹くらいでしたかね?」と今日から、合流したサザンマリンラボラトリーズの坂上次郎さんに訪ねると、「数万じゃないですかね」との答え。「そんなにいたんだ~」と感心していると、「スマだけに、数万」と付け加えた。
。。。。ダジャレかよ。

そう思ったのだけど、ガイドの遠藤さんも、「ダジャレじゃなく、数万って感じでしたね」とフォローを入れる。確かに、写真では表現できないけど、本当に凄い大群だった。あんなスマの群れはいままでみたことがない。

アンガウルでの2本のダイビングを終了すると、荒れ気味の外洋をペリリューへと引き返した。ランチ休憩の後、潜ったのは、アンティアス2。マクロメインのポイントだが、僕はここで、過去2回、安全停止中にバショウカジキを目撃している。

レアなマクロを堪能した上に、バショウカジキまで狙えるポイントなんて、そうそうあるものではない。だから、実は、僕はこのアンティアス2が大好きなのだが、ペリリューを訪れるダイバーの多くが、大物、群れなど一辺倒だったりするから、なかなかリクエストしずらくて、「ここ、結構バショウカジキ出ちゃうんですよ」と小声で主張するのだけど、聞き入れてもらえないことの方が多かったりする。

この日は、マクロ好きなゲストと一緒にボートに乗っていたので、何の問題も無く、このポイントへ。さすがに3本目だったので、せいぜい30数mにいるヘルフリッチを撮影して、のんびり浮上。皆も水深5mのリーフトップにへばりついて、マクロ撮影を堪能していた。

_MG_0072.jpg

しかし、今日の流れは怪しかった。「なんか出そう。。。」そう思って、僕はあまり期待はしないまま、一人、沖合へふらふらと、泳ぎだした。いい感じの潮がかかっている。以前にバショウカジキを見たのも、2回ともこんな流れの時だった。

ふと、下を見ると、下から、サバヒーが浮上してきた。結構、水面直下にいて、寄れないし、なかなか撮影が困難な魚だ。マクロレンズの付いたカメラを向けると、丁度良い距離まで近づいてくれた。はっきり言って、この魚をこんなに奇麗に撮影できたのは初めてのことだった。

_MG_0438.jpg

僕はそれだけで有頂天になっていて、撮影した画像を嬉しそうに確認していて、ふと、なんとなく後方を振り返ると、そこには、昨日、あれだけ「捜索作戦」を行なったにも関わらず、見ることができなかった、バショウカジキが。しかも、めちゃくちゃ近い!

一瞬、怯み、皆の方を振り返るが、姿は見えるものの、皆壁にへばりついて、マクロ撮影に熱中している。タンクを鳴らすものもない。頭の中では、(皆を呼ぶことより、撮ること考えろよ!)ともう一人の自分が、何もしないでぼ~っとしている自分に訴えかけていた。しかし、手に持っているのは、マクロレンズ。こんな時に近すぎるんだよ!

_MG_0445.jpg

僕は、その場を動かずに、マクロカメラをバショウカジキに向けた。撮影できるのは、身体の前半分だけだった。(全部はいらね~)。そう思いながらも、もうBCのポケットに入っている、こんな時用のコンデジを取り出している暇はない。水面直下にいて、ピントを合わせづらい、バショウカジキに、マニュアルフォーカスでピントを合わせて、立て続けに撮影をした。

ある程度撮影すると、バショウカジキは悠然と沖へと泳ぎ去っていった。再度、皆の方を振り返るが、誰もこちらに気づいていなかった。

あれだけ必死に探しても、見つからないのに、やる気の無いときに限って、出てくる。予期せぬ大物との遭遇って、いっつもそんなものですね。

_MG_7240.jpg

早朝、バラフエダイの産卵を堪能したゲスト9名が、ペリリュー島を後にした。しかし、早朝ダイビングの後の1本目、なんとイエローウォールでバショウカジキ5本に遭遇。見れなかった悔しさを目に込めて、後ろ髪引かれる思いでボートに乗り込む。そのボートを見送るガイドの遠藤さんをカメラで追ってみた。

_MG_3820.JPG

_MG_3821.JPG

_MG_3822.JPG

_MG_3823.JPG

_MG_3824.JPG

_MG_3825.JPG

_MG_3826.JPG

_MG_3827.JPG

_MG_3828.JPG

帰国された皆さん、お疲れさまでした。夜は寝てしまっていて、あまりお話できませんでしたが、またペリリューの海で、お会いできるといいですね。

デイドリームペリリューステーション