トニー・ウー

先週は、天気の厳しい状況により(毎日25ノットを超える強い風)海へほとんど出られなかった。
クジラスイムツアーの第5週目のメンバーが先週の月曜日に到着してから木曜日までクジラと一緒に泳ぐことが出来なかった。しかし最後の日、僕と恵美子とタカジは、かなりのプレッシャーを抱えながら海に出た。三隻は別な海域を周りそれぞれクジラを探した。
思った以上に風は強く、波も荒く、その影響で探す範囲はぐっと狭まった。
恵美子の船から2頭のクジラを見つけたと無線が入った。僕達は期待をかけた。しかし水中に長く潜ってばかりで海になかなか入れないと情報が入った。絶望的な心境だった。
とその時、他の船からの連絡でゆっくり泳げるクジラがいると無線が入った。それも親子とエスコートだった。救いの神だった。きっとゲストよりも僕達のほうが喜んだ。
透明度はそれほど良くなかったが、母親もエスコートもリラックスして、子クジラはとってもフレンドリーだったので、全員がクジラとたっぷり泳ぐことが出来た。
この子クジラは今年で13番目。名前を「Val」(スカンジナビア語でクジラ)と名付けた。