トニー・ウー
去年7月、パプアニューギニアのクルーズ船「MV Golden Dawn」で島々の海を潜った。
イーストニューブリテン州ラバウルのココポという町に立ち寄った。1994年に火山の大噴火によりラバウル市は一面火山灰で覆われてしまった。未だに活火山の影響で市内は火山灰に覆われている。
僕らは水深20−25mのところでアンカリングした。仲間がダイビングスポットに行っている間、僕はあえてこのアンカリングしたなんでもない場所で潜って見ようと思った。
あたりを見渡すと、何十ものタイヤがあちこちに無惨に散らばっていた。近寄って見ると、タイヤの中や回りにはストーンフィッシュ、エビ、うつぼや小魚が所狭しと仲良く生息していた。

満月の二日前だったので、普段より注意深く水中を観察した。魚の行動は、満月や新月になると違った行動をする事が多いからだ。早速、カップルのカーディナルフィッシュがタイアのそばで交尾しているのを見つけた。また、すでに口の中で卵を大切に育てているものも何匹かいた。恐らく、新月の時に受精した卵のだろう。
タイヤ、鎖やロープなどが散乱してる透明度が非常に悪い水中で群れる魚たちを撮るのは至難の技である。なんとか、一匹に絞り込もうとするが、協力なんてしてくれない。
写真の魚は、もう間もなく孵化するだろう卵を口いっぱいに守っていた。一匹、一匹の目が確認出来る。
ちなみにカーディナルフィッシュは雄が卵を育てる。下の写真の様に、時にはパッと口から卵を出し、酸素を入れてあげて居心地いい環境を作ってあげてるのだ。
誰かこの魚の正式名を知っている人いますか?
